乗鞍岳の山岳スキー 詳しい地図は ここ 標高 3,026メートルの乗鞍岳からのスーパーダウンヒルは、国内では比類のないスケールで楽しめるエリアです。
☆乗鞍岳のテレマークスキー・スーパーダウンヒル(中級以上・但し経験者といっしょに)
標高差約1,000メートルの登りの出発です。 森林限界に近づくころ、ひと登りの急斜面になっています。登り切ると、ここから先はほとんど樹木のない大斜面です。(地図J)夏には道路が通っているこのあたりも、視界の悪いときは経験者でも方向を見失いがちですので、自信がなければいさぎよく引き返しましょう。風も強くなります。位ヶ原の台地に出ると、山頂のコロナ観測所の職員交代用に竹竿が立っているはずです(地図I・C) 。このあたりから好天の日には槍・穂岳連邦が眺められます。 大雪渓下の道路を横切るあたり(地図D)(ここはトイレの屋根がいい目印です)から少しずつ傾斜が増してきます。大雪渓(地図H)を登りきると肩の小屋・宇宙線観測所・右上方にはコロナ観測所です。ほぼ稜線で、目印の竹竿はここで終わりです。 風が一層強くなってきますが頂上まで約30分、ここからは深雪になることはほとんどありません。というよりも多くの場合、ウィンドクラストした堅い斜面です。風も強いのでバランスに注意が必要です。場合によっては頂上を目前に、引き返す判断力を持ちましょう。 ここからいよいよ大滑降ですが、視界の悪いときやスキーにあまり自信のない方は、肩の小屋付近まで来たルートを引き返します。大雪渓を豪快に滑りますが、下りは目標を常に見定めながら下ってください。広さの感覚が違いますので。 かなり足が疲れてきたころ、ツアーコース入り口の看板です。ここからはもう迷うことはありません。 ☆春スキー(初級以上・但し経験者といっしょに) 春から6月末まで初級者でも楽しむことが出来る、春山スキーの紹介です。 例年、ゴールデンウィークからは春山スキーバスが位ヶ原山荘(地図A)まで運行されます。山荘はほとんど営業していますが、念のため確認してください。 位ヶ原山荘からの登りは、小屋の先の橋を渡ったところからスタートです。正面の俗称「ふりこ沢」を少し入り、木の少ない左手の屋根板(地図B)の急斜面を位ヶ原の台地まで登ります。 頂上からの下りは年にもよりますが、おおむね5月中旬くらいまでは冬のルート(スキー場までのツアーコース)を利用してスキー場上部まで滑ることが出来ます。特に大雪渓は、広すぎて本当にどこをすべればいいかまよってしまいます。 それ以降は、位ヶ原の台地(地図C)からは左手のふりこ沢へ滑り込み位ヶ原山荘を目指します。 また、位ヶ原の台地を通らずに、大雪渓下から車道を300メートルほど畳平の方に歩き、ガードレールを乗り越えてふりこ沢上部に入るというルートもあります。但し、春の早い時期は雪崩に注意が必要です。 天気のいい日などは、広大な大雪渓でいろいろなコースを何本か滑るのもこの時期ならではです。 この時期もまた、視界の悪いときは十分注意してください。特に大雪渓下の位ヶ原ではくれぐれも右側の前川本谷に入り込まないように。 7月にはいると車道が畳平まで開通します。一般スキーヤーやボーダーがどっと大雪渓に繰り出します。 ☆三本滝〜一ノ瀬園地(中級) テープの目印以外、人の手の入っていない超新雪コース。ほどほどの急斜面もあります。 |