乗鞍岳の山岳スキー
(テレマークスキー・アルペンスキー・春夏スキー)

  詳しい地図は ここ


 標高 3,026メートルの乗鞍岳からのスーパーダウンヒルは、国内では比類のないスケールで楽しめるエリアです。
このページは、山岳スキーのメッカとしても有名なこのフィールドを、安全に楽しめるようご案内するページです。


☆乗鞍岳のテレマークスキー・スーパーダウンヒル(中級以上・但し経験者といっしょに)
 このコースガイドはテレマークスキーだけでなく、アルペンスキーしか持っていない方や一般の登山者にもお役に立てるはずです。

 女性的な山容の乗鞍岳は、山頂までスキーで登れる数少ない3,000メートル峰です。そして山頂からのダウンヒルは、標高差1,500メートルを一気に滑り降りるという他では味わえない楽しいものです。
しかし夏は手軽にアプローチできるこの山も、冬は第一級の厳しさを持った北アルプスの高峰です。
技術的に難しいことはありませんが、豊富な冬山経験のある方といっしょにチャレンジしてください。

 標高差約1,000メートルの登りの出発です。
乗鞍岳へのスタートはスキー場最上部、かもしかリフトの終点の上の切り開かれた広い斜面です。
上部が急なので、トレースがあればツボ足の方がいいかもしれません。斜面を登りきると幅20メートルほどの林間コースに出ます(地図K)。ここは樹林帯なので風も少なく、斜度もないのでシールを効かせた快適な登りです。

 森林限界に近づくころ、ひと登りの急斜面になっています。登り切ると、ここから先はほとんど樹木のない大斜面です。(地図J)夏には道路が通っているこのあたりも、視界の悪いときは経験者でも方向を見失いがちですので、自信がなければいさぎよく引き返しましょう。風も強くなります。位ヶ原の台地に出ると、山頂のコロナ観測所の職員交代用に竹竿が立っているはずです(地図I・C) 。このあたりから好天の日には槍・穂岳連邦が眺められます。

 大雪渓下の道路を横切るあたり(地図D)(ここはトイレの屋根がいい目印です)から少しずつ傾斜が増してきます。大雪渓(地図H)を登りきると肩の小屋・宇宙線観測所・右上方にはコロナ観測所です。ほぼ稜線で、目印の竹竿はここで終わりです。

 風が一層強くなってきますが頂上まで約30分、ここからは深雪になることはほとんどありません。というよりも多くの場合、ウィンドクラストした堅い斜面です。風も強いのでバランスに注意が必要です。場合によっては頂上を目前に、引き返す判断力を持ちましょう。
朝日岳をトラバースし(地図E)、蚕玉岳を過ぎれば剣が峰頂上です(地図F)。ここまで順調ならば、登り初めて約3時間。雪の状態や体力差など、あくまでも目安です。天気が良ければ山頂からのパノラマはご想像の通りです

 ここからいよいよ大滑降ですが、視界の悪いときやスキーにあまり自信のない方は、肩の小屋付近まで来たルートを引き返します。大雪渓を豪快に滑りますが、下りは目標を常に見定めながら下ってください。広さの感覚が違いますので。
大雪渓から下は登りのルートを忠実に下ります。位ヶ原の台地は散策気分ですが、右側の沢に入り込みやすいので視界不良の時などは特に注意が必要です。(実際よく迷う方がいます。)また、(地図C)位ヶ原山荘の方向にトレースがついていることがあります。

 かなり足が疲れてきたころ、ツアーコース入り口の看板です。ここからはもう迷うことはありません。
最後の広い斜面を一般スキーヤーに羨望の目で見られながら滑り降りると、かもしかゲレンデです。でもスキー場の下まではまだまだありますから頑張ってください。


☆春スキー(初級以上・但し経験者といっしょに)

 春から6月末まで初級者でも楽しむことが出来る、春山スキーの紹介です。
4月いっぱいは、登り降りともコースは冬と同じです。
 この時期になると天候も比較的安定し、雪もしまってアルペンスキーの用具でも楽しむことが出来ます。
しかしいったん天候が悪化すると冬に逆戻りする時期でもあります。その点は充分配慮し、行動してください。

 例年、ゴールデンウィークからは春山スキーバスが位ヶ原山荘(地図A)まで運行されます。山荘はほとんど営業していますが、念のため確認してください。

 位ヶ原山荘からの登りは、小屋の先の橋を渡ったところからスタートです。正面の俗称「ふりこ沢」を少し入り、木の少ない左手の屋根板(地図B)の急斜面を位ヶ原の台地まで登ります。
ほとんどトレースがついているので迷うことはないでしょう。6月も下旬になって雪が途中で切れていそうなときは、そのまま車道を歩きます。スキー場からのツアーコースと合流するあたり(地図C)から頂上までは上記の「テレマーク・・」と同じですが、大雪渓までは、6月下旬など雪の少ない時期は向かって左手の沢を登ります。

 頂上からの下りは年にもよりますが、おおむね5月中旬くらいまでは冬のルート(スキー場までのツアーコース)を利用してスキー場上部まで滑ることが出来ます。特に大雪渓は、広すぎて本当にどこをすべればいいかまよってしまいます。

 それ以降は、位ヶ原の台地(地図C)からは左手のふりこ沢へ滑り込み位ヶ原山荘を目指します。

 また、位ヶ原の台地を通らずに、大雪渓下から車道を300メートルほど畳平の方に歩き、ガードレールを乗り越えてふりこ沢上部に入るというルートもあります。但し、春の早い時期は雪崩に注意が必要です。

 天気のいい日などは、広大な大雪渓でいろいろなコースを何本か滑るのもこの時期ならではです。
帰りのバスの時間にはくれぐれも遅れないようにしましょう。

 この時期もまた、視界の悪いときは十分注意してください。特に大雪渓下の位ヶ原ではくれぐれも右側の前川本谷に入り込まないように。

 7月にはいると車道が畳平まで開通します。一般スキーヤーやボーダーがどっと大雪渓に繰り出します。
でも滑れる距離も段々短くなり、コースも限られ豪快な山岳スキーは終わりです。
車道開通前の静かで雄大な自然の中でのスキーを、是非楽しんでください。


☆三本滝〜一ノ瀬園地(中級)

テープの目印以外、人の手の入っていない超新雪コース。ほどほどの急斜面もあります。
入り口は夏の子リスの径と同じですが、途中から東大ヒュッテ手前までは尾根を忠実に下ります。
雪と戯れるのが快感。アルペンスキーでも楽しいコース。
初めての方は詳細をお問い合わせください。